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アレルギー科について
ひとの体には、細菌やウイルスなど侵入してきた際に、これらの外敵を攻撃・排除しようとする免疫機能が備わっています。しかし、この免疫機能が食べ物や花粉といった無害なものにまで過剰反応してしまう場合があります。本来であれば体を守るための機能が、無害なものに反応することで自分自身を傷つけてしまうことをアレルギー反応といいます。
当クリニックでは、アトピー性皮膚炎、金属アレルギー、食物アレルギーなど、アレルギー物質によって引き起こされる症状・病気を治療していきます。
気になるアレルギー性の症状、思い当たるアレルギー物質がありましたら、当クリニックまでご相談ください。
アレルギー科で扱う代表的な疾患
アトピー性皮膚炎は、痒みが強く、皮膚が乾燥する特徴をもっています。強い痒みを感じるため、肌を掻いてしまうと更に症状が悪化し、悪循環におちいるケースが非常に多いです。
同皮膚炎やアレルギー性鼻炎、喘息など家族でアレルギーを持っている家系に出やすい傾向にあります。また、ダニ・ハウスダスト、食べ物にもアレルギーを起こしやすいのも特徴の一つです。
まずは血液検査で原因となるアレルギー物質の判定をおこないます。その上でステロイド外用薬、免疫抑制剤、保湿剤などを使用して治療していきます。なかなか改善がみられない場合は、光線治療や注射なども考えていきます。
金属アレルギーは、金属と汗が反応して起こり、ピアスやネックレスといったアクセサリーや腕時計、ブラジャーの金具部分などが原因であることが多くあります。
一度かかってしまうと、多くの場合はその状態は変わりませんので、未然に防ぐことが肝心となってきます。予防策として、まずは肌に優しい材質を選択することが大切です。金、銀、プラチナ、チタンなど比較的安全性の高い素材を選択してください。また、汗をかく環境にいる場合は、予めアクセサリーを外しておくよう心がてください。
金属アレルギーの治療は、まずは原因となる金属を除去することを第一と考えます。アクセサリーなどの装飾品であれば、体から外しさえすればよいのですが、歯科治療によって歯に金属がついている場合、歯科に行って原因部室を取り除く必要があります。
花粉症を含むアレルギー性鼻炎は、ダニやハウスダスト、花粉などが鼻や目の粘膜に触れ刺激されることによって起こる鼻炎です。
3大症状としては鼻水、鼻づまり、くしゃみがありますが、目のかゆみ、風邪の初期症状と似た一連のアレルギー症状が現れます。
アレルギー性鼻炎は、アレルギーの原因を特定することで、症状を起こりにくくすることが可能です。アレルギーテストによりアレルゲン（アレルギー症状を引き起こす原因となる物質）を特定します。
花粉症はアレルギー性鼻炎の一種です。スギやヒノキ、イネ、ブタクサといった植物の花粉が原因で、鼻水、鼻づまり、くしゃみを始め、目の痒み、異物感、充血、涙などの諸症状を引き起こします。この症状以外でも、目の周りや顔などが赤くなったり、痒みを起こす場合もあります。
原因物質は非常に多く、スギやヒノキ、シラカンバ、ハンノキ、カモガヤ、イネ、ブタクサ、ヨモギほか、たくさんの種類があります。
まずは何といっても原因（アレルゲン）を近づけない環境整備が重要です。それに伴い、薬物療法を中心に進めていきます。
内服薬として、花粉の飛散2週間前から服用を開始します。症状が出てきてから薬を飲み始めるのに比べても、症状が軽く済むことが多いということがわかっています。